オタワの国会議事堂に向かって黄色いカヤックに乗った女性

Ottawa River | Ottawa Tourism

自然を愛する人のためのオタワガイド

オタワの国会議事堂に向かって黄色いカヤックに乗った女性

Ottawa River | Ottawa Tourism

カナダの広大な大自然を想像してください。ゴツゴツした岩だらけの風景、手つかずの森、鏡のような湖を。自然の美しさが賑やかな首都の中心から目と鼻の先にある。それがオタワという都市です。

カナダの首都オタワには、自然、ハイキングコース、スケート、サイクリングコースがそろい、たくさんの冒険が待ち受けています。街並みの向こうには素晴らしい自然の景色が広がっています。カナダ国会議事堂は歴史のシンボルとして佇み、開花の季節になると目の前にチューリップ畑が咲き誇ります。

カナダの自然の素晴らしさに囲まれた、活気ある文化的な都市をぜひ直に体験してください。

オタワの数多くの公園に存在する都会のオアシス

カナダ国会議事堂を中心にオタワを探索してみましょう。自然の遺産を大切にし、緑豊かな環境に活気を与えている様子を見ることができます。

ダウンタウンの中心にあるのが、コンフェデレーション公園です。1967年(カナダ建国100周年の年)に建てられたコンフェデレーション公園は、都市の中にある静かな聖域であるだけでなく、ウインタールード、カナダデーのイベント、オタワ国際ジャズフェスティバルなどの大きな文化イベントの会場としての役目も果たしています。

オタワの博物館、美術館、賑やかなバイワードマーケットの間に位置するのは、メジャーズヒル公園です。ダウンタウンに美しい自然とこの広さの公園がある都市は、世界でもほとんどありません。その5.06エーカーの園内を徒歩や自転車で楽しむことができます。オタワ最初の公園であるメジャーズヒル公園には、多様な種の木が多く生えています(その多くは古代から存在)。国会議事堂の建物、シャトーローリエ、カナダ国立美術館、リドー運河、オタワロックの素晴らしい眺めは、他では見られないものです。

徒歩圏内にリドーフォールズパークがあり、かつて近くに産業に電力を提供していた壮大な双子滝のリドー滝がリドー川とオタワ川を結んでいます。この独特なカナダの観光地は、カナダ首相官邸(24 Sussex Avenue)からすぐそこにあり、園内には歴史的に重要な記念碑が複数存在しています。自然の素晴らしさを体感しながら、カナダの歴史について学びましょう。

足を止めて、チューリップの香りを楽しむ

オタワに春が訪れると、至るところにチューリップが咲き誇ります。5月になると、赤、黄色、オレンジ、紫、白といった色とりどりのチューリップの絨毯がオタワの公園や緑地に広がります。なぜこんなにもチューリップが多いのでしょうか?

話は、カナダ政府がオタワに避難していたオランダ王室一家を救った第二次世界大戦へと遡ります。ここでユリアナ王女は娘マルフリーテ王女を出産しました。オランダ王室一家がオランダへ戻ると、オランダ政府から感謝の印としてオタワに10万個のチューリップの球根が贈られ、今日まで続く伝統が生まれました。実際に、チューリップはオタワの公式花に指定されています!

このシンプルな贈り物がオタワの年間行事であるカナダチューリップフェスティバルに発展しました。これは、世界最大のチューリップフェスティバルです。11日間にわたる無料のイベントは1953年から毎年5月に開催され、オタワの春の訪れを告げるものとなっています。

100万本以上の満開のチューリップに囲まれ、アムステルダムがうらやむほどの規模でオタワ全体に色とりどりの景色が広がります。自撮り棒と最高の笑顔をお忘れなく。チューリップフェスティバルでは、連なるチューリップ畑、摘みたての花、アートや手作り作品の販売、子供向けのチューリップタウン広場などを楽しむことができます。

日没後は、イルミネーションで照らされたガーデンやブラックライトボードウォークで毎晩開催される音と光のショーをお楽しみください。

リドー運河の旅に出よう

歴史的なリドー運河は、人間の想像力によって生まれた驚異の自然です。19世紀の最も優れた技術的な快挙の1つとして、ユネスコの世界遺産に指定されました。人間の手で作り上げられた運河は、春夏秋冬と季節を問わず、世界中から無数の旅行者を引き付けています。

世界最大のスケートリンクがあるのは、カナダの首都オタワだけです。7.8キロ長の世界的に有名なリドー運河スケートウェイで滑ることは、究極のカナダ体験かもしれません。キャピタルスケートでスケート靴を借りて、オタワのダウンタウンから美しいダウズ湖まで滑ってみましょう。ダウズ湖では、おいしい「ビーバーテイル」と湯気が出ているココアで温まることができます。

リドーの氷が溶けると、辺りは散歩をする人やサイクリングをする人で賑やかになり、土手にチューリップが咲きます。暖かい時期は、ボートで運河を楽しむのにぴったりです。ペダル付きボートを1、2時間レンタルしましょう。もしくはリドー運河クルーズ に参加してみましょう。クルーズは、サイクリングや2階建ての観光バスと組み合わせることができます。

運河への滞在を1週間に伸ばしてみるのはどうでしょう。Le Boat は、他にはないリドー運河クルーズ体験を提供しています。 オタワからオンタリオのキングストンに向かって、全202キロの距離を贅沢なプライベートハウスボートで進むところを想像してください。島々や湖を過ぎ、運河の素晴らしいリフトロック網を通って、心地よい小さな町へと出かけましょう。そこではアーティストやカフェ、気さくな店主があなたを待っています。浮かぶ家をドックに入れたら、道中に好きなところを訪れることができます。

徒歩や自転車でオタワを探索しよう

歴史的な建築物や800キロにわたる景色が楽しめる歩道が存在するオタワは、まさに散歩するためにあります。散歩だけでは物足りないという人は、ハイキングやサイクリングも。

キャピタルパスウェイは200キロ以上にわたり、オタワの公園、庭園、博物館などをつないでいます。街歩きをする人、犬を連れた人、ジョギングをしている人、インラインスケーター、自転車で走る人(冬はクロスカントリースキーヤーやスノーシューヤー)と一緒に、ダウンタウンや郊外を抜けて田園地方へと出かけましょう。

1つの都市に見るものがこんなにもたくさんありますが、見逃さないようにするにはどうすればいいでしょうか?ツアーを予約しましょうオタワウォーキングツアーでは、オタワに多数ある主要観光スポットに隠れた豊かな遺産や歴史を案内してくれます。オタワを「家」と呼んで愛する地元のボランティアが案内してくれるオタワ無料ツアーに参加すれば、旅行の予算を最大限節約できます。この無料のツアーはとても人気があり、オタワ出身の人たちも参加するほどです!

自転車に乗れば行動範囲を広げることができます。オタワはサイクリングにもぴったりの場所です。ほとんどのダウンタウンのホテルの近くにRentABikeエスケープ・バイシクル・ツアー・アンド・レンタルズがあります。二輪自転車だけでなく、タンデム自転車やトレーラーまで利用できるので、誰でも楽しむことができます。のんびりした観光サイクリングルートはスタート地点に最適です。オタワで最も美しい場所を通る、ゆるやかに曲がりくねったルートです。もしくはオタワ川パスウェイを西へ自転車で進むと、オタワロック、国会議事堂の丘、カナダ戦争博物館を通って、砂浜や公園へとたどり着きます。リドー運河パスウェイを南にサイクリングすると、活気のあるグリーブ地区、ダウズ湖近くの緑豊かな植物園、リトルイタリーを通ります。終点は、ホグズバック滝です!もっとアドレナリンが出るような体験を求めているサイクリング派は、オフロードマウンテンバイキングを体験できるチャンスがあります。

近場でスリリングな冒険に出かけよう

近くに手つかずの自然があふれていたら、その魅力には抗えません。北部での冒険に出かければ、ごつごつした地形、スリリングな急流、果てしなく続く青空があなたの背後に広がります。あなたの内なるカナダ人を受け止めてください!

国会議事堂の丘からフォレスターズの滝まで90分車を走らせれば、オタワ川の急流でワイルドな急流下りを楽しむことができます。この川には豊かな歴史があります。古くは1680年代、coureur des bois(クーリュール・デ・ボワ、初期フランス系カナダ人の交易者)がビーバーを捕らえ、その生皮を取り引きしていましたが、ここはその時に彼らがカヌーで移動していた険しいルートです。

彼らの跡をたどりましょう。ただし、経験豊富なプロのガイドが操船するインフレータブルラフティングボートで安全に行きましょう。ウィルダネスツアーズとそこから10分ほど下ったところにあるOWLラフティングでは、家族向けから非常に刺激的なツアーまで、1日4~6時間のコースや1泊コースを提供しています。

もっと「都会的な」急流下りをご希望ですか?オタワシティラフティングでは、オタワ川に沿って都市を通ります。他とは違った角度から国会議事堂の建物やダウンタウンの中心を楽しめます。歩行者が近くの歩道を歩いている中で、クリフダイビングやボディサーフィンを楽しむことができる。それがカナダ体験です!

さて次は?空はどうでしょうか?雄大なオタワ川の上空35メートル以上を、時速40キロで上昇するあなたを想像してください。インタージップジップラインは、オンタリオ州とケベック州をつないでいます(これが本当のクロスカルチャー体験!)。オタワの景色を、空を旋回する(一度は絶滅した)ハヤブサのようなパノラマビューで体験できます。

果てしない生物の多様性と美しさを求めてオタワを飛び出そう

車に乗って(カーボンフットプリントを削減したい場合は自転車で)、オタワの外に数多くある公園や保全地区に出かけましょう。

ケベック州の川を越えると、ガティノー公園があります。ここはカナダで2番目に訪れる人が多い公園で、オタワ最大の保全地区公園です。361平方キロメートルの面積と50以上の湖を持つガティノー公園は、乗馬、ロッククライミング、釣り、カヌーに最適な、豊かな生物多様性を誇る緑地です。1日で足りなければ、宿泊キャンプが可能です。キャンプ地のフィリップ湖は現在改修中で、今年の夏に再オープンする予定です。冬に雪が降り始めると、カナダ最大の国際クロスカントリースキー大会Gatineau Loppetの競技者を含め、熱心なスキーヤー、スノーバイカー、アウトドア愛好者がやってきます。

オタワのグリーンベルトとオンタリオ西部の生態学的に最も多様な地域を訪れてみましょう。この2万ヘクタールの国有地区は、デリケートな自然の生態系を都市のスプロール現象の脅威から守るために1950年代に作られました。その結果、数世代の間時間が止まったかのようなU字型の手つかずの地域が生まれました。現在、グリーンベルトは農場、森林、ビーバーダム、湿地、砂丘と、シロフクロウ、セグロミユビゲラ、カナダの象徴的なビーバーなど、そこに住む生き物たちを現代の発展から守っています。幸運なことに初心者にも上級者にも最適なハイキングコースが複数あり、自然を愛し、環境保護に関心のある人たちを大歓迎しています。ハイキング用のブーツやスノーシューをお持ちください!

オタワがあなたを待っています!カナダで最高の体験を求める自然愛好家の人たちが、オタワとグリーンベルト地域で堪能できるものをすべてご覧ください。オタワツアリズムにアクセスして、今すぐ人生のバケーション計画を始めましょう。

最終更新: 2024年10月22日