オンタリオ州の春を体験しよう

州を覆う鮮やかな花々

オンタリオ州の風光明媚なハイウェイや曲がりくねった自然のトレイルを探索する際、鮮やかなオンタリオ州の野花がいつでもあなたのそばに寄り添っています。

紫、赤、黄色、金色の中でも、オンタリオ州の公式の花である白い トリリウムにご注目ください。第一次世界大戦でカナダに貢献した人々を称えるために選定されたトリリウムは、エリー湖の南岸からアルゴンキンパーク北部の原野まで、至る場所で見ることができます。

驚くべきことに、春の季節に最も見事に咲く花の展覧会の1つが、オンタリオ州の最大都市で行われます。それはトロントです。4月から5月へと移り変わる頃、この賑やかな都心のあちこちの公園では、異国情緒あふれる桜の木がピンクや白の花を咲かせます。トロント北東の角にはエドワーズガーデンと隣接するトロント・ボタニカル・ガーデンがあり、そこにいると突然、大都市の喧騒が遠く感じられます。

トロントの西約1時間の位置には、カナダ最大のロイヤル・ボタニカル・ガーデンズがあります。5月下旬にカレンダーをマークしておきましょう。その時期には、世界で最も大きく多様なライラックの一群が開花のピークを迎えます。

そこからナイアガラ・パークウェイを走り、花時計を過ぎてナイアガラの滝と近くのナイアガラ・パークス・ボタニカル・ガーデンズへ。ここでは2,400本以上のバラが、ビクトリア朝時代の美しいバラ園に展示されています。ナイアガラの滝はカナダの偉大な自然の驚異の一つかもしれませんが、この庭園もそれに匹敵する魅力があります！

ヒューロン湖の岸を北へ進むと、ブルース半島の先端にあるブルース半島国立公園に到着します。この公園は、ユネスコのナイアガラ崖線生物圏保護区域の一部であり、独自の多様な生態系を持っています。この公園は、ランの生育に理想的な環境を提供しており、ここでは44種以上のランが見られます。5月下旬から7月上旬に訪れると、見頃を迎えます。

最後に、オタワの世界的に有名なチューリップフェスティバルは、オンタリオ州で最も期待され、多くの観光客が訪れる花の祭典であり、世界最大のチューリップフェスティバルです！2024年5月10日から20日までの間、300万本以上のチューリップがオタワを色とりどりの万華鏡で包み込みます。

バードウォッチャーは双眼鏡をお忘れなく！

コマドリは春の最初の兆しとされていますが、暖かな日が続くと、数え切れないほどの種類の渡り鳥がオンタリオ州の空を埋め尽くします。そのため、毎春多くの熱心なバードウォッチャーがここに訪れるのも不思議ではありません！

オンタリオ州の最南端にはポイント・ピーリー国立公園が位置しています。この半島は、渡り鳥にとって2つの主要なルートの交差点に位置しており、シギやウグイス、カモ、タカなど、約400種類の鳥類が集まる多様な生息地です。毎年5月に開催される鳥の祭典では、何千人もの来場者が100種類のチャレンジに挑みます！

ポイント・ピーリーから30分以内の距離に、ジャックマイナー渡り鳥保護区があります。1904年に小さなアヒルの池から始まったものが、今では400エーカーに及び、「北米の自然保護の父」と考えられる人物を称える場所となっています。彼のビジョンは、将来の世代の野鳥や野鳥愛好家のために自然で教育的な遺産環境を創造することに捧げられています。

オンタリオ州北部では、さらに冒険心をくすぐるバードウォッチングが楽しめます。五大湖地域に位置するセントジョセフ島渡り鳥保護区は、広大な水域を越える長い旅をするさまざまな渡り鳥にとって完璧な休息地となっています。

あなたは熱心な真のバードウォッチャーですか？辺境にあるサンダー・ケープ鳥類観測所へは、ボートか、「スリーピング・ジャイアント」までの13キロのトレイルをハイキングするしかありません。この旅をすることで、鮮やかな青空、そびえ立つ崖、そして珍しい鳥種が群れる密林があなたを待っています。この旅で、オンタリオ州では他に見ることができない多くの種を発見できます。

オンタリオ州のどこを旅する時でも、湖に響き渡る叙情的なハシグロアビの鳴き声に耳を澄ませてください。仲間とコミュニケーションをとる独特の方法を持つこのハシグロアビはカナダ独特のもので、「ルーニー」という愛称で知られるカナダの1ドル硬貨にも描かれています。

難しくも気分爽快のゴルフ

オンタリオ州でティーオフ！この州の多様な地形により、コース設計者はこの地域の自然景観をデザインに適用し、丘、岩の形成、景色を最大限に活用することができます。

多くの優れたパブリックゴルフコースが、皆さんのティーオフを歓迎しています。カナダでトップのパブリックコースとして常に評価されているイーグルズネスト・ゴルフクラブは、トロントのすぐ北に位置し、トロントのダウンタウンのスカイラインを一望できます。オタワで最も有名なパブリックゴルフコースであるザ・マーシュズは、ゴルファーとバードウォッチャーを魅了します。また、PGAイベントの開催地であり、認定された自然保護区でもあります。

ジョージア湾のウォーターフロントに位置するコブルビーチゴルフリゾートは、スコットランドやアイルランドで見られるような、ギザギザした、高速で走る、バンプ＆ランの特徴を誇っています。

拍手喝采を浴びるオンタリオ州の演劇

オンタリオ州の最も魅力的な2つの町を訪れてください。これらの町は、世界中からの観光者から拍手喝采を浴びた著名な演劇祭りの開催地となっています。

ビクトリア朝時代の町ナイアガラ・オン・ザ・レイクは、60年以上にわたって、アイルランドの劇作家ジョージ・バーナード・ショーとその同時代の作家たちの作品を紹介するショー・フェスティバル を開催してきました。毎年、古典的なドラマ、愉快な笑劇、愛すべきミュージカル、そして大胆な新作の舞台が用意されています。ショーの前には、クイーンストリートの馬車に乗ったり、水辺を散歩したりするのがおすすめです。

ストラットフォードの古風な町では、毎年恒例のストラットフォード・フェスティバルが開催され、不滅のウィリアム・シェイクスピアに捧げられています。マギー・スミスがここでマクベス夫人を演じたのは有名で、ピーター・ユスティノフがリア王を演じたこともあります。しかし、この祭りは厳密にはシェイクスピアに関するものではありません。2024年シーズンには、「ラ・カージュ・オ・フォールズ」、「ウェンディ＆ピーターパン」、「サムシング・ロッテン」、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」、「十二夜」、「シンベリン」が上演されます。

トロントのシアターディストリクトでは、ロンドンのウェストエンドやブロードウェイで上演されたショーが新たな舞台を迎えます。プリンセス・オブ・ウェールズ・シアターでは、「ライオンキング」、「レ・ミゼラブル」、「マンマ・ミーア！」、「ブック・オブ・モルモン」、「アラジン」、「ハミルトン」などが上演され、観客の喝采を浴びてきました。その数歩先には、ジョン・バリモア、フレッド・アステア、マルクス兄弟、オーソン・ウェルズがかつて公演を行った、ランドマーク的存在のロイヤル・アレキサンドラ劇場があります。

トロントのプロスポーツチームがついにフィールドに登場

カナダといえばアイスホッケーが有名です。でも、シーズンが終わった後も、他に応援すべきチームはたくさんあります。

審判が「プレイボール！」と叫び、トロント・ブルージェイズ（カナダ唯一のメジャーリーグチーム）がフィールドに登場する時、ぜひその場に立ち会いましょう。ホットドッグを持って、観客と一緒に「オーケー、ブルージェイズ！」の大合唱に参加しましょう。ジェイズのホームスタジアムであるロジャースセンターは、晴れた青空にも雨の日にも対応できるようになっています。世界初の開閉式屋根を備えたスタジアムなので、天気はいつも最高です。

フットボール (ここでは「サッカー」と呼ばれています) は、急速にこの街で人気のスポーツになりつつあります。BMOフィールドに詰めかける2万人のトロントFCサポーターに混じって席に着きましょう。多くの人が象徴的なFCの赤いスカーフを身に着けています。スカーフを首に巻けば、すぐに溶け込めます！

地球上でもっと速いスポーツは？「二足のスピードで戦う」プロのラクロスの興奮を体感してみてください。電光石火のスピードと驚異的な俊足で、トロント・ロックは何千人もの熱狂的な#RockCityファンをいつも沸かせています。

新鮮な食材が見つかるファーマーズマーケット

花が咲き、ミツバチが飛び回る中、オンタリオ州の農家の人たちは新鮮な果物や野菜を地元のファーマーズマーケットに持ち寄ります。春先にはルバーブとアスパラガスが収穫の時を迎え、季節が進むと市場はイチゴ、ラズベリー、レタス、ほうれん草、ニンジン、ビーツであふれます。

セントジェイコブス・ファーマーズマーケットは、ウォータールー地域にあるメノナイトのコミュニティの中心に位置する広大な屋内外市場です。地元の野菜、肉、チーズが山積みにされたバスケットの横を歩きながら、手作りのソーセージ、ジャム、保存食、焼き菓子を見て回りましょう。メノナイトの農家の人たちが伝統的な馬車を使って市場に品物を運んでいるのを見ても驚かないでください。

土曜日の朝は早起きして、トロントのセントローレンスマーケットで過ごしましょう。開場は午前5時で、その時間帯には最高の農産物が手に入ります。ただ、空腹時の買い物は禁物です。カルーセル・ベーカリーのカナディアン・ピーモール・ベーコン・サンドイッチでまずお腹を満たしましょう。もちろん、土曜日も午前5時から営業しています！

1801年以来、 キングストン・パブリックマーケットはキングストンの歴史あるダウンタウンの中心に位置しています。地元産のハチミツやメープルシロップと並べて有機農産物を販売している農家の人たちに挨拶して、地元の職人に微笑みながらお土産を買って帰りましょう。

カナダの首都、オタワのファーマーズマーケットは、実は市内各所に5つの異なるマーケットが点在しています。自転車をレンタルして、すべてを訪れてみましょう！ダウンタウンでは、伝統的な農産物直売所や流行りのショップ、レストラン、ギャラリーが並ぶバイワードマーケットが人気です。

風光明媚なプリンス・エドワード・カウンティは、「クールな要素」が増えつつある将来期待の農村地域です。.新鮮な野菜や果物だけでなく、オーガニックのマイクログリーン、生はちみつ、ハーブ、職人技が光る手作りチーズなどもあります。この地域は、優れた冷涼気候ワイン産地として知られており、ここの手作りチーズはプリンス・エドワード・カウンティのワインとよく合います。

オンタリオ州が待ち望む週末、ヴィクトリアデー

1845年、カナダはヴィクトリア女王の誕生日を記念して5月24日をヴィクトリアデーと定めました。休日が必ずしも24日にあるわけではありませんが、オンタリオ州では「5月2日から4日」の週末が正式な夏の始まりであり、「コテージシーズン」であることは誰もが知っています。それが、人々が都会から逃れてオンタリオ州のこの上ない自然の美しさを満喫する時です。

コテージライフはオンタリオ州の極上の体験です。マスコーカ地域の湖畔の静かな賃貸物件を探しましょう。アイコニックなマスコーカチェアでリラックスして、穏やかで壮大な景色をお楽しみください。この壮大で感動的な地域は、アルゴンキン州立公園への入口であり、オンタリオ州で最も大きく、手つかずの自然が残る魅力的な地域の1つです。

アルゴンキンパークの南端に接するハリバートン・ハイランドは、川、湖、森林が広がるアウトドアの楽園です。岩だらけのトレイルをハイキングしたり、淡水のマス釣りに出かけたり、鏡のように滑らかな湖でカヤックを漕いだりすることが、ハリバートンでの一般的な一日の過ごし方です。

カナダとアメリカの国境、セントローレンス川沿いに点在する1.000諸島は、1,864の島々からなる群島です。その歴史はその景色と同じくらい注目すべきものです。かつて海賊や密造酒製造者、城の建築家が住んでいた場所でコテージを予約し、滞在してみてください。

今まで経験したことのない春の訪れを体験しましょう！オンタリオ州には見どころや外せない体験がたくさんあります。絶対に見逃さないようにしましょう。素敵な春の旅を計画するために、以下をチェックしましょう。